こんにちは!歯科助手のNです。
前回、酸蝕症の原因についてお話させて頂きました。
本日は、予防法と治療法のお話です!
内因性が原因の場合
逆流性衝動炎の場合は消化器科、摂食障害、アルコール依存症の場合は心療内科、つわりの場合は産婦人科で相談や適切な治療をうけることが大切です。
繰り返される嘔吐により、歯が胃酸に触れることを避けなければならないので
嘔吐してしまった後は水で口をゆすぎ歯に胃酸が付着する時間を短くし予防することも重要です。
外因性が原因の場合
予防方法は・・・・
・酸性の飲食物を口にした後は水で口をゆすぐ
・酸性飲食物をだらだら食べたり飲んだりしない
・寝る前には酸性の飲食物を控える
酸蝕症の進行を防ぐためには、酸性の飲食物を多量に摂った直後には歯みがきをしないことも大切なポイントです。(意外ですよね。。。)
酸性の飲食物をとった直後はエナメル質が柔らかくなっているため、30分程度時間を置くか、お水で洗口してから歯磨きをするようにしましょう!フッ素入りのはみがき粉や洗口剤をうまく活用するのもgoodです◎
★☆私たち歯科医院で出来ること★☆
酸蝕症によって歯がしみてきたり、欠けてしまった場合は
・知覚過敏処置
・レジン充填(小さな欠損はプラスティックを充填する)
・フルクラウン(大きな欠損になるとかぶせを入れる)
・食習慣の指導で要因を減らす
等の治療をすることが多いです。
また、内因性の要因がある場合はそちらの治療もあわせて行うことが重要です。
いま日本人の4人に1人は酸蝕症を発症すると言われていて
酸蝕症がむし歯や歯周病に続く第三の歯の疾患と考えられています。
少しでもこの病気の事に関心をもっていただけたらとおもいます。
次回はインビザライン矯正についてお話したいとおもいます∮